・EP4 マリアと縁寿の会話 修行シーン

『縁寿はマリアージュ・ソルシエールの魔女だから、同盟の魔女が使役する存在は、縁寿もまた使役することが許されてる。』


マリアージュ・ソルシエールの条約の一つ。「相互不可侵、不干渉」。所属の魔女は、互いの魔法とその創造物を尊重し合わなくてはならない。

相手の魔法を否定するような事を言ってはならないと言う事だろう。

・EP4 縁寿 マモン
『お姉ちゃんは幼かった。天草みたいな達観にはまだ至ってなかったのよ。・・・あぁ、だからこそわかるわ。マリアージュ・ソルシエールという魔女同盟がなぜ必要なのか。』

−お互いが魔女であることを、互いに認め合う同盟。

『・・・・そうよ、それが確か、マリアージュ・ソルシエールの取り決めの第一条だった気がする。・・・同盟の魔女は、互いを魔女と認め、尊敬し合うこと、って。それこそが、魔女同盟の一番の、そして唯一の意味なのよ・・・。』

『・・・・・なら、この旅は何なの』」


『真理亞お姉ちゃんに、・・・あの日のことを、謝る旅だったのよ。』

『・・・・・・・・・・』

根拠はない。お姉ちゃんが傷ついたら、それがどう、その数年後の怪事件に結びつくのか、見当もつかない。でも、なぜか私は無関係に思えなかった。

この事件は魔女が起こした。そして犯人は、黄金の魔女、ベアトリーチェ。そしてベアトリーチェは、マリアージュ・ソルシエール魔女同盟に所属していた。その同盟の、もうひとりの魔女を、私は酷く傷つけた。魔法なんて存在しないと傷つけた。


ここから縁寿・真理亜以外の誰かが同盟に所属していと考えられる。

・EP4 闇にて、ベアとマリア

『・・・・・・やはり、・・・・・・・・・魔法は初めから、マリアージュ・ソルシエールの中だけで、使うべきであったな。』

『・・・・・・・・そうだね。・・・真理亜も、・・・・・・縁寿の時に、そう思ったよ。』

『魔女同盟は妾とそなた。その二人で始めた。・・・他の者を混ぜようというのが、そもそもの間違いであったのだ・・・。』

『・・・・・・・こんなにも楽しいから。・・・真理亜たちはその輪に、親しい誰かを加えたかったよね。そうして、魔女同盟がどこまでも大きくなって、みんなで楽しく魔法が使えて、幸せになれたらと願った。』

『だが、・・・・魔法を理解できるのは、やはり妾とそなたの二人だけだった。』

みんなで、魔法で幸せになるための、魔女同盟だった。・・・・それが、どこでこんな滅茶苦茶になってしまったんだろう。自分が何をしたくて、このゲームを始めたのか。・・・・それさえも、何だか思い出せない。いや、覚えているのかもしれないけど、・・今やそれは忘却の彼方に、自ら投げ込みたい気持ちだ。


世界の全ての人が平和を願えば、戦争はなくなり、平和が訪れると言う。確かにそういう人たちが集まった世界の中では平和は訪れるかもしれない。しかし、平和はその中だけ。そして、外から攻め込まれれば、その中の平和も瞬く間に崩れさる。世界の全ての人が平和を願う=戦争のない平和が訪れるは机上の空論。

何故なら、全文の全ての人間が同じ考えを持つなどあり得ず、全ての人間が平和を願うなどあり得ないから。

魔女同盟が広がらないのも致し方ないと思われる。



・EP4 屋敷跡
「・・・・・・マリアージュ・ソルシエールは人を幸せにするために生まれた。・・・そしてそれは、黒き魔女と戦うためでもあった。その創立者のひとり、原初の魔女、マリア卿が生み出した世界を否定する愚かなる黒き魔女に、・・・その奇跡を見せ、・・・その世界を守るために、・・・信じて。魔法を。魔女を。今こそ、奇跡を・・・・!」



・EP4 黄金郷

・・・・・ここが、黄金郷・・・・・・。

マリアージュ・ソルシエールの魔女たちが、やがて導かれる約束の地・・・。そこでは全ての願いが叶い、全ての魔法と夢が生まれ出す。

魔女が六軒島事件の犯人だと皆が信じることで、18人がお互いを疑い、憎み合わない世界が黄金郷。

『・・・・・そう、それこそがあなたが魔女ではない証拠よ。・・・・本当の魔女ならね、宇宙は一人で生み出せるのよ。マリアージュ・ソルシエール魔女同盟!・・・この同盟の存在自体が、あなたが魔女でないことの証になっている・・・!!』


魔女が六軒島事件の犯人だと皆に信じさせることがベアトの魔法。真理亜のように魔女を信じてくれる人がいないとベアトの魔法は成立しない。


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